寺院約2.1km
TAISAN-JI
金輪山 泰山寺
愛媛県 今治市
四国八十八箇所第54番札所。火伏不動尊と呼ばれる秘仏を本尊とし、馬酔木や桜の咲く「花の寺」。
今治市阿方にある真言宗豊山派の寺院で、近見山宝鐘院と号する。四国八十八箇所の第54番札所。寺伝によれば、養老4年(720年)に聖武天皇の勅願を受けた行基が不動明王を刻み、北にある近見山の山頂に堂宇を建てたのが始まりとされる。弘仁年間には空海が嵯峨天皇の勅命で再興し、不動院圓明寺と名付けたという。かつては谷々に百坊を抱える信仰と学問の中心で、文永5年(1268年)に学僧凝然がこの寺の西谷の坊で『八宗綱要』を著したことで知られ、境内に供養塔がある。度重なる戦火で境内を移し、享保12年(1727年)に現在地へ移転した。明治初年の神仏分離ののち、53番札所と同名の札所が続く混乱を避けるため、通称の延命寺を寺号とした。本尊の宝冠不動明王坐像は60年に一度開帳の秘仏で、再三の火災を逃れたことから火伏不動尊と呼ばれる。中門はもと今治城の城門の一つと云われ、宝永元年(1704年)鋳造の梵鐘は今治市指定有形文化財。馬酔木や桜、つつじが多い「花の寺」として知られ、真念の道標で最古とされるものも残る。
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