神社約5.6km
MEIJI JINGU
明治神宮
東京都 渋谷区
招き猫発祥の地とされる井伊家の菩提寺。奉納された無数の招福猫児が、棚いっぱいに片手を挙げて並ぶ。
文明十二年(1480年)に世田谷城主・吉良政忠が伯母の弘徳院のために建立した庵を前身とし、寛永十年(1633年)に世田谷が彦根藩の所領となると、井伊家の江戸における菩提寺と定められた。寺号の豪徳寺は、彦根藩主・井伊直孝の法号「久昌院殿豪徳天英大居士」にちなむ。鷹狩りの帰りに通りかかった直孝が寺の飼い猫に手招きされて門をくぐり、直後の雷雨を避けられたという言い伝えから招き猫発祥の地の一つとされ、招福殿の脇には願いが叶ったお礼に奉納された大小さまざまな招福猫児が棚いっぱいに並ぶ。豪徳寺の招福猫児は小判を持たず、右手を挙げて福を招くだけという姿が特徴で、猫自身が福を与えるのではなく縁を招くという考えによる。境内には延宝五年(1677年)建立の仏殿、平成十八年(2006年)に落慶した高さ二十二・五メートルの三重塔、そして桜田門外の変に倒れた大老・井伊直弼の墓を含む国史跡の井伊家墓所があり、松並木の参道は都心とは思えない静けさを保っている。
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