神社約25km
FUTENMAGU
普天満宮
沖縄県 宜野湾市
鍾乳洞の上に立つ琉球の古刹。戦火を免れた木造本堂と、洞窟に眠る泡盛の古酒で知られる。
16世紀前期、紀伊国から唐を目指す航海の途中で嵐に遭い、金武の浜に流れ着いた日秀上人が開いたと伝わる高野山真言宗の寺。上人は境内の鍾乳洞を拠点に布教し、この洞窟は日秀洞と呼ばれて今も参拝できる。本堂は1942年の再建だが、沖縄戦の戦火を免れたため、戦前の沖縄の木造寺院建築が残るきわめて貴重な建物となった。入母屋の茅負いに赤瓦、福木の並木に囲まれた境内は、失われた戦前の沖縄の面影を今に伝える。地下の鍾乳洞は年間を通じて温度が一定なことから泡盛の貯蔵庫としても使われ、酒造所の古酒(クース)が静かに眠っている。日秀洞は2026年に国の登録記念物となった。沖縄本島北部への道すがら、琉球と本土の信仰が出会った場所に立ち寄ってみたい。
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