神社約1.9km
TOMIOKA HACHIMANGU
富岡八幡宮
東京都 江東区
日本橋のビル街に埋もれるように建つ小さな社。「強運厄除の神さま」として、参拝の列が絶えない。
文正元年(1466年)、この地にあった萬福寿寺に稲荷大神を祀ったのが起こりと伝わる。当時、周辺で疫病が流行したとき、網師の翁が現れて祈祷を勧め、その教えに従ったところ疫病が鎮まったという故事から「小網稲荷」と名づけられた。「強運厄除」の信仰で知られるのは近代の二つの出来事による。関東大震災では社殿が焼失を免れ、避難した人々の身を守ったと伝わる。第二次大戦では、当社の御守を受けて出征した兵士が全員生還したという話が残り、東京大空襲でも社殿が奇跡的に戦災を免れた。境内は驚くほど小さく、間口はビル一軒分ほどしかないが、社殿と神楽殿は昭和四年(1929年)の再建で、区内に現存する数少ない木造建築として中央区の文化財に指定されている。向拝には昇り龍・降り龍が彫られ、強運厄除の象徴として信仰されている。銭洗いの井で硬貨を清めると金運が上がるとされ、東京銭洗い弁天の名でも知られる。日本橋七福神の福禄寿と弁財天を祀り、正月や巳の日には路地の外まで参拝の列が伸びる。
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