寺院約11km
FUKI-JI
蓮華山 富貴寺
大分県 豊後高田市
岩壁に刻まれた高さ8メートルの不動明王と6.7メートルの大日如来。日本最大級の磨崖仏へは、鬼が一夜で積んだという石段を登る。
国東半島の田染(たしぶ)の山中、岩壁に直接彫り出された平安時代後期の磨崖仏で、国内最大級のものとして国の重要文化財と史跡に指定されている。入口は今熊野山胎蔵寺(たいぞうじ)。寺の脇から山道を300メートルほど分け入ると、鬼が一夜にして積み上げたという伝説の残る乱積みの石段に出る。急な段を登りきると左手の岩壁が開け、向かって左に高さ約8メートルの不動明王、右に高さ約6.7メートルの大日如来が現れる。不動明王は硬い岩に彫られたため彫りが浅く、憤怒の像でありながら口元がほほえんでいるようにも見える。大日如来は螺髪(らほつ)を持つため本来の像名は不明で、指定名称は「如来形像」。石段をさらに登ると熊野神社がある。田染の田園風景とあわせて「鬼が仏になった里」として日本遺産にも数えられている。
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