JAPAN SACRED ATLAS神社とお寺の旅手帖
寺院
MANSHU-IN

曼殊院

📍 京都府 京都市左京区御本尊 阿弥陀如来
概要

この社寺について

天台五門跡の一つで「竹内門跡」とも呼ばれる、比叡山西麓の門跡寺院。桂離宮と同じ意匠が見られる書院は「小さな桂離宮」と呼ばれ、紅葉の名所として知られる。

京都市左京区、比叡山の西麓にある天台宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。皇族や貴族の子弟が代々住職を務めた門跡寺院で「竹内門跡」とも呼ばれ、青蓮院・三千院・妙法院・毘沙門堂とともに天台五門跡に数えられる。寺伝では、延暦年間(782〜806年)に最澄が比叡山上に開いた坊が起源とされ、天暦年間(947〜957年)に是算が西塔北谷へ移して東尾坊と称した。是算は菅原氏の出身で、北野神社(北野天満宮)の初代別当になったとされ、以後、明治の神仏分離まで歴代の門主が北野神社の別当を兼ねた。天仁年間(1108〜1110年)に北山へ別院を建てて「曼殊院」と改め、のちに足利義満の北山殿造営のため洛中へ移った。明応4年(1495年)ごろからは代々皇族が門主を務めている。現在地に移して寺観を整えたのは、桂離宮を造った八条宮智仁親王の皇子・良尚法親王で、明暦2年(1656年)のこと。大書院(本堂)・小書院はこのときの建物で、釘隠しや引手、欄間に桂離宮と共通する意匠があることから「小さな桂離宮」と呼ばれる。勅使門の左右の塀には、門跡寺院の格式を示す5本の筋が入る。国宝の「黄不動」や曼殊院本古今和歌集など多くの文化財を伝え、紅葉の名所としても知られる。明治に売却された宸殿は、2022年(令和4年)に再建された。


参拝レポート

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