寺院約2.7km
YOSHIMINE-DERA
善峯寺
京都府 京都市西京区
長岡京遷都の際に奈良の春日社から迎えた「京春日」。藤原氏の娘が后となれるよう祈った社で、春日造の本殿が4棟並ぶ。
京都市西京区大原野南春日町にある神社で、二十二社(中七社)の一社。旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。奈良の春日社(春日大社)から勧請を受けたことから「京春日」とも呼ばれ、春日大社・吉田神社と並ぶ「藤原氏の氏神三社」の一つに数えられる。西山の小塩山の麓に鎮座する。延暦3年(784年)、桓武天皇が長岡京へ遷都した際、皇后の藤原乙牟漏が春日社の分霊を大原野に祀ったのが始まりで、嘉祥3年(850年)に文徳天皇が現在の地に社殿を造営した。平安時代には皇后の参拝や円融天皇・一条天皇の行幸が重なり、二十二社に列した。藤原氏の家に女の子が生まれると、后となれるよう当社に祈り、願いがかなうと行列を整えて参詣するのが通例だった。貞観18年(876年)に藤原高子(二条の后)が参詣した際には、在原業平が付き従って歌を詠んでいる。応仁の乱の後に荒廃したが、江戸時代に後水尾上皇のころから復興し、文政5年(1822年)に本殿4棟が再建された。一間社春日造の本殿が4棟並ぶ形は春日大社と同じで、本殿・中門・回廊・摂社若宮社は京都市指定有形文化財。奈良の猿沢池を模したという鯉沢池や、数日しか咲かない「千眼桜」がある。
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