寺院約700m
HONEN-IN
法然院
京都府 京都市左京区
「真如堂」の名で親しまれる紅葉の名所。「京に下って女人を救え」の願いに三度うなずいたという「うなずきの阿弥陀」を本尊とし、お十夜発祥の寺でもある。
京都市左京区浄土寺真如町にある天台宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。本堂の通称「真如堂」の名で親しまれている。永観2年(984年)、比叡山の僧・戒算が夢のお告げにより、延暦寺常行堂の阿弥陀如来を、一条天皇の生母・東三条院詮子の離宮に安置したのが始まりとされる。正暦3年(992年)に一条天皇の勅許を得て本堂が建てられた。寺名には「極楽寺と名乗る寺は多いが、ここが正真正銘の極楽の霊地」という意味が込められている。本尊は円仁が彫ったもので、比叡山の修行者の本尊になるよう頼むと首を三度横に振り、「京の都に下って人々、とりわけ女性を救いたまえ」と頼むと三度うなずいたという伝説から「うなずきの阿弥陀」と呼ばれる。応仁の乱をはじめ何度も焼失・移転を繰り返し、元禄6年(1693年)に東山天皇の勅で現在地に移って、享保2年(1717年)に本堂が完成した。本堂と本尊は重要文化財で、脇侍の不動明王は安倍晴明の念持仏だったと伝わる。浄土宗の重要な行事「お十夜」発祥の寺で、三井家の菩提寺でもある。明治41年(1908年)には牧野省三が初の劇映画『本能寺合戦』をこの境内で撮影した。東山と比叡山を借景にした枯山水「涅槃の庭」や、高さ約30メートルの三重塔があり、近年は紅葉の名所として人気が高い。
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