寺院約3.2km
KONGOCHOJI
龍頭山 金剛頂寺
高知県 室戸市
四国八十八箇所第25番札所。室津港を見下ろす高台に建ち、船の楫を取って藩主を救ったと伝わる「楫取地蔵」を本尊とする寺。
高知県室戸市室津にある真言宗豊山派の寺院で、四国八十八箇所第25番札所。寺伝では大同2年(807年)、この地を訪れた空海が宝珠に似た山の姿に霊地を感じ取り、延命地蔵菩薩を刻んで堂を建てたのが始まりとされる。『今昔物語集』には「津寺」の名で登場し、本堂が火災に遭った際に本尊が僧の姿となって村人に知らせたという霊験が語られている。また慶長7年(1602年)、土佐藩主山内一豊が室戸沖で暴風雨に遭った際、どこからか現れた僧が船の楫を取って室津港へ導き、その水の跡をたどると本堂の前で途絶え、本尊が濡れていたという伝説から「楫取地蔵」と呼ばれるようになった。明治4年(1871年)に神仏分離で廃寺となり、庫裡は小学校として使われたが、明治16年(1883年)に再興された。麓の山門から125段の石段を上る途中には、上層を鐘楼とし両側に仁王像を置く鐘楼門(別名「仏の灯台」)がある。石段を上りきった先に昭和50年(1975年)再建のコンクリート造りの本堂が建ち、室津港と港町を一望できる。
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