寺院約26km
RURIKO-JI
保寧山 瑠璃光寺
山口県 山口市
吉田松陰を祀る社。境内に松下村塾の建物がそのまま残り、幕末の若者が学んだ部屋を外から見られる。
幕末の思想家・吉田松陰を祭神とする神社で、明治四十年(1907年)に創建された。松陰の実家である杉家の敷地に建てられており、境内には松陰ゆかりの建物がそのまま残る。中心となるのが松下村塾である。八畳の講義室と十畳半の控えの間からなる小さな平屋で、松陰がここで教えたのは一年あまりにすぎない。しかしその門下から高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文・山縣有朋らが出て、明治維新とその後の政府を担うことになった。建物は当時の位置に保存され、内部の様子を窓越しに見ることができる。隣には松陰が幽囚された杉家の旧宅があり、三畳半の幽囚室も残る。松陰はここで家族に講義を始め、それが松下村塾へと広がっていった。境内の宝物殿「至誠館」では、松陰の遺墨や書簡を展示している。「至誠にして動かざる者は未だ之れ有らざるなり」という孟子の言葉は、松陰が繰り返し記したもので、社の掲げる言葉にもなっている。合格祈願に訪れる受験生が多く、絵馬掛けには全国からの願いが並ぶ。萩の城下町からは川を渡って東側、東光寺や伊藤博文旧宅とあわせて歩ける。2015年に「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界遺産に登録された。
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