寺院約400m
HOKOKU-JI
功臣山 報国寺
神奈川県 鎌倉市
天平創建と伝わる鎌倉最古の寺。苔むした石段と茅葺きの本堂が、観光地化を免れた古鎌倉の空気を残している。
寺伝では天平六年(734年)、光明皇后の発願を受けた行基らが本堂を建てたとされ、鎌倉でもっとも古い寺院と伝えられている。坂東三十三観音の第一番札所であり、鎌倉三十三観音の第一番でもあることから、巡礼の起点として全国から参拝者が訪れる。参道の苔むした古い石段は現在は保護のため通行できず、脇に設けられた新しい石段から本堂へ上がるが、一面を緑に覆われたその階段はこの寺を象徴する風景として知られている。茅葺きの本堂には行基・慈覚大師円仁・恵心僧都源信の作と伝わる三体の十一面観音が並び、火災の際に本尊が自ら大杉の根元へ避難したという伝説から「杉本観音」の名で親しまれてきた。仁王門には運慶作と伝わる仁王像が立ち、白い奉納旗がずらりとはためく参道と相まって、賑わう鎌倉のなかでひときわ古格を保っている。裏山は鎌倉時代の杉本城跡で、鎌倉宮や報国寺へと続く道沿いに位置する。
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