神社約650m
HIE JINJA
日枝神社
東京都 千代田区
赤坂の街なかにある、愛知の豊川稲荷ただひとつの直轄別院。大岡越前守の屋敷で祀られていた稲荷が始まりで、名は稲荷でも曹洞宗のお寺。
愛知県豊川市の豊川稲荷(妙厳寺)の、唯一の直轄別院。「稲荷」と名がつくが神社ではなく曹洞宗の寺院で、祀られているのは吒枳尼真天(だきにしんてん)という仏教の守護神である。もとは、江戸南町奉行として知られる大岡越前守忠相(ただすけ)が、三河時代から信仰していた豊川稲荷を江戸の屋敷に勧請して祀ったもの。毎月の午の日と22日には門を開けて庶民の参拝を許していたという。文政11年(1828年)、信徒の求めに応じて妙厳寺が大岡邸の一角を借り受け「江戸参詣所」を建てたのが別院の始まりで、明治20年(1887年)に手狭になって現在の元赤坂へ移った。旗本から大名にまで昇った越前守にあやかり、立身出世や盗難除けの信仰を集める。境内には、縁切りで知られる叶稲荷、10円を借りて1年後に利子を付けて返す融通稲荷、銭洗い弁財天などが並び、狐の像がいたるところに置かれている。オフィス街のただ中とは思えない、密度の濃い一角である。
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