JAPAN SACRED ATLAS神社とお寺の旅手帖
寺院
SHOJOKO-JI

藤沢山 清浄光寺

📍 神奈川県 藤沢市御本尊 阿弥陀如来
概要

この社寺について

時宗の総本山。踊り念仏を広めた一遍の法灯を継ぐ寺で、いまも遊行寺の名で呼ばれる。

正中二年(1325年)、時宗四代の遊行上人・呑海が、俣野氏の寄進を受けてこの地に開いたと伝わる。時宗の総本山で、歴代の法主が全国を巡り歩いて念仏を勧める「遊行」を務めたことから、地元では古くから遊行寺と呼ばれてきた。開祖の一遍は諸国をめぐって踊り念仏を広めた僧で、その生涯を描いた絵巻「一遍聖絵」十二巻は国宝に指定され、当寺が所蔵する(原本は東京国立博物館などに分蔵)。東海道の藤沢宿に面していたため、江戸時代は旅人の参詣で賑わい、歌川広重も東海道五十三次のうち藤沢の絵にこの寺の惣門と大鳥居を描いている。黒塗りの惣門から本堂へ続く石畳の坂は、傾斜が緩やかな四十八段でできており、阿弥陀仏の四十八願になぞらえて「いろは坂」と呼ばれる。坂を上がりきると正面に大屋根の本堂が構え、その左手に樹齢七百年ともいわれる大銀杏が立つ(平成の台風で大枝を失ったが今も健在)。境内の敵御方供養塔は、応永二十三年(1416年)の上杉禅秀の乱で亡くなった者を敵味方の区別なく弔うために建てられたもので、国の重要文化財に指定されている。宝物館では一遍聖絵の模本や時宗の資料が公開される。毎年九月の遊行寺の踊り念仏や、除夜の鐘には多くの人が集まる。


参拝レポート

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