Basics 01
神社とお寺は、どこが違う?
鳥居があるか、山門があるか。入口を見れば、たいてい見分けがつきます。
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いちばん簡単な見分けかた
入口に鳥居が立っていれば神社、屋根のついた門(山門・仁王門)があればお寺です。神社は日本古来の神を、お寺は仏教の仏を祀ります。ただし日本では千年以上のあいだ、神と仏が同じ境内に同居してきました。だから「鳥居のあるお寺」も「仏像を持つ神社」も、けっして珍しくありません。
| 神社 | お寺 | |
|---|---|---|
| 入口 | 鳥居 | 山門・仁王門 |
| 祀るもの | 神 | 仏(如来・菩薩など) |
| 中心の建物 | 本殿(人は入らない) | 本堂(人が入って拝む) |
| 拝み方 | 二拝二拍手一拝 | 手を合わせる(拍手はしない) |
| いる人 | 神職・巫女 | 僧侶 |
| お墓 | 基本的にない | あることが多い |
本殿と本堂は、役割がまるで違う
お寺の本堂は、人が入って仏像の前で手を合わせる場所です。いっぽう神社の本殿は、神が鎮まる場所であって、参拝者が入る場所ではありません。私たちが立つのは本殿の手前にある拝殿までで、多くの神社では本殿そのものが塀に囲まれ、正面からは屋根しか見えません。
「拝んでいるのに建物がよく見えない」のは造りが悪いのではなく、そういうものだからです。見えないものを拝む——この感覚は、神社の建築を読むうえでいちばん大事な前提になります。
名前で分かること
神社の名前には、格や由緒が表れます。「神宮」は皇室にゆかりの深い社、「大社」はその信仰の中心となる社、「宮」は皇族を祀る社に使われることが多い呼び名です。お寺は「◯◯山 ◯◯寺」という形が基本で、前半の山号は、山にこもって修行した時代の名残です。