JAPAN SACRED ATLAS神社とお寺の旅手帖
Basics 01

神社とお寺は、どこが違う?

鳥居があるか、山門があるか。入口を見れば、たいてい見分けがつきます。

読了 約4分

いちばん簡単な見分けかた

入口に鳥居が立っていれば神社、屋根のついた門(山門・仁王門)があればお寺です。神社は日本古来の神を、お寺は仏教の仏を祀ります。ただし日本では千年以上のあいだ、神と仏が同じ境内に同居してきました。だから「鳥居のあるお寺」も「仏像を持つ神社」も、けっして珍しくありません。

神社お寺
入口鳥居山門・仁王門
祀るもの神仏(如来・菩薩など)
中心の建物本殿(人は入らない)本堂(人が入って拝む)
拝み方二拝二拍手一拝手を合わせる(拍手はしない)
いる人神職・巫女僧侶
お墓基本的にないあることが多い

本殿と本堂は、役割がまるで違う

お寺の本堂は、人が入って仏像の前で手を合わせる場所です。いっぽう神社の本殿は、神が鎮まる場所であって、参拝者が入る場所ではありません。私たちが立つのは本殿の手前にある拝殿までで、多くの神社では本殿そのものが塀に囲まれ、正面からは屋根しか見えません。

「拝んでいるのに建物がよく見えない」のは造りが悪いのではなく、そういうものだからです。見えないものを拝む——この感覚は、神社の建築を読むうえでいちばん大事な前提になります。

名前で分かること

神社の名前には、格や由緒が表れます。「神宮」は皇室にゆかりの深い社、「大社」はその信仰の中心となる社、「宮」は皇族を祀る社に使われることが多い呼び名です。お寺は「◯◯山 ◯◯寺」という形が基本で、前半の山号は、山にこもって修行した時代の名残です。

この記事に出てくる社寺

伊勢神宮
神社
ISE JINGU

伊勢神宮

三重県 伊勢市
東大寺
寺院国宝
TODAI-JI

東大寺

奈良県 奈良市
出雲大社
神社国宝
IZUMO TAISHA

出雲大社

島根県 出雲市
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参拝の作法

難しく考えなくて大丈夫。順序より、静かに向き合う気持ちのほうが大事にされています。