神社約12km
TSUKUBASAN JINJA
筑波山神社
茨城県 つくば市
雨引観音の名で親しまれる坂東の札所。六月から七月にかけて、境内を一万株の紫陽花が埋める。
用明天皇二年(587年)、中国から渡来した法輪独守居士が開いたと伝わる古刹で、坂東三十三観音の第二十四番札所にあたる。寺号の「雨引」は、嵯峨天皇の御代に大雨が続いて田畑が荒れたとき、天皇がこの寺の観音に祈らせたところ雨が止んだことから、「雨を引く」の意で勅号を賜ったという由緒による。また光明皇后が安産を祈願して無事に出産したという言い伝えから、安産・子育ての観音として信仰されてきた。今も腹帯や安産祈願の参拝者が絶えない。本尊の延命観世音菩薩は国の重要文化財で、秘仏として厨子に納められている。長い石段を上がると朱塗りの仁王門が現れ、その先に本堂・多宝塔・鐘楼が山の斜面に沿って並ぶ。境内からは加波山と筑波山が見渡せる。この寺を有名にしているのが紫陽花で、六月から七月にかけておよそ百種・一万株が咲き、斜面全体が青と紫に染まる。あじさい祭の期間は、池に花を浮かべる「水中華」も行われる。境内には孔雀が放し飼いにされており、羽を広げる姿を見かけることがある。
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