寺院約5.2km
HOFUKUJI
井山 宝福寺
岡山県 総社市
田園の中に立つ五重塔は吉備路のシンボル。岡山県内で唯一の五重塔で、春は周囲の桃の花と重なる。
聖武天皇の詔によって全国に建てられた国分寺のうち、備中国国分寺の後継にあたる真言宗の寺。奈良時代の寺は中世に廃れ、天正年間に備中高松城主・清水宗治が再興したのち再び衰え、江戸中期の宝永年間に再建されたのが現在の寺である。何より目を引くのが五重塔。南北朝期に焼けた奈良時代の七重塔(推定高さ50メートル)の跡は今も残り、その後1821年に位置を変えて再建を始め、1844〜47年頃に完成した。高さ34.3メートル、江戸後期の様式を色濃く残す岡山県内唯一の五重塔で、国の重要文化財。三重塔として計画され途中で五重に変更されたため、3層までがケヤキ、4・5層はマツで組まれている。周囲は吉備路風土記の丘として整備され、田園と塔だけの風景は吉備路を代表する眺め。春は塔の手前に桃の花が広がる。国分尼寺跡も東に隣接する。
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