寺院約2.4km
TAISANJI
瀧雲山 太山寺
愛媛県 松山市
四国八十八箇所第53番札所。四国遍路で唯一とされる慶安3年銘の銅板納札やキリシタン灯籠が伝わる寺。
松山市和気町にある真言宗智山派の寺院で、須賀山正智院と号する。四国八十八箇所の第53番札所で、近年は「円明寺」とも表記される。寺伝によれば、天平勝宝元年(749年)に聖武天皇の勅願を受けた行基が阿弥陀如来と観世音・勢至の両菩薩を刻んで開いたとされ、当初は北西約2.5kmの和気浜にあって「海岸山圓明密寺」と称する七堂伽藍を備えた大寺だったという。のちに空海が荒れた伽藍を整えたとも伝わる。鎌倉時代以降の兵火で荒廃し、元和年間に現在地へ移り、寛永10年(1633年)に須賀専斎重久が私財を投じて再興した。その功により仁和寺の覚深法親王から「須賀山」の山号を授かっている。八脚門、室町時代の厨子、木造阿弥陀三尊像のうち両脇侍立像は愛媛県指定有形文化財。慶安3年(1650年)銘の銅板納札は四国遍路の納札として唯一のもので、松山市指定民俗文化財となっている。境内には隠れキリシタンの信仰に使われたと云われるキリシタン灯籠もあり、境内は国の史跡「伊予遍路道」にも含まれる。
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