寺院約6.0km
HORIN-JI
正覚山 法輪寺
徳島県 阿波市
空海お手植えと伝わる藤が名物で、札所で唯一「寺」を「てら」と読む。四国八十八箇所第11番札所。
吉野川市鴨島町にある臨済宗妙心寺派の寺院で、金剛山と号する。四国八十八箇所第11番札所で、八十八箇所の中で寺号の「寺」を「てら」と読むのはこの寺だけである。弘仁6年(815年)、空海が自らの厄祓いと人々の安寧を願って薬師如来像を刻んで堂を建て、山中の八畳岩に護摩壇を築いて7日間の修法を行ったのが始まりと伝えられる。堂の前に藤を植えたことが寺名の由来とされ、境内には弘法大師お手植えと伝わる藤の藤棚がある。真言密教の道場として栄えたが、天正年間に長宗我部元親の兵火で焼失した。延宝2年(1674年)に臨済宗の南山祖団禅師が再興したことから臨済宗に改められた。天保3年(1832年)の火災では本尊以外が焼け、現在の伽藍は万延元年(1860年)に再建されたものである。本尊として祀られる像は国の重要文化財「木造釈迦如来坐像」で、像内の墨書から久安4年(1148年)に仏師経尋が釈迦如来として造ったことがわかっている。通常は非公開の秘仏で、本堂の天井には雲龍の絵が描かれている。
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