神社約12km
IBUSUKI JINJA
揖宿神社
鹿児島県 指宿市
薩摩国一宮。開聞岳を背にして立ち、朱塗りの社殿と鳥居が緑のなかに映える。
開聞岳の北麓に鎮座する薩摩国一宮で、創建は神代にさかのぼると社伝は伝える。社名の「ひらきき」は、山の名である開聞(かいもん)と同じ語源とされ、山そのものを神体山とする信仰から始まったと考えられている。海上からよく見える円錐形の開聞岳は、古くから航海の目印だった。そのため枚聞神社は交通安全・航海安全の神として、遣唐使や琉球との交易に関わる人々の崇敬を集めてきた。現在も自動車の交通安全祈願に訪れる人が多い。社殿は朱塗りで、島津氏の寄進により江戸期に整えられたものが基本になっている。正面の勅使殿は薩摩地方に特有の形式で、拝殿の前に独立して建つ。境内には奉納された品を収める宝物殿があり、松梅蒔絵櫛笥(まつうめまきえくしげ)が国の重要文化財として保存されている。琉球王家から贈られたと伝わる工芸品で、南の海を通じた交流の跡を示す。参道の正面に立つと、鳥居の向こうに開聞岳が重なって見える。指宿の砂むし温泉や長崎鼻とあわせて回りやすい位置にある。
実際に訪れた人の記録をウェブから集めています。リンク先はいずれも外部サイトです。
この社寺のレポートは、これから集めていきます。