寺院約1.1km
NINNA-JI
大内山 仁和寺
京都府 京都市
臨済宗妙心寺派の大本山。四十を超える塔頭が石畳の路地で結ばれ、境内そのものが小さな町のようになっている。
建武四年(1337年)、花園法皇が自らの離宮であった萩原殿を禅寺に改め、関山慧玄を開山に迎えたのが始まりとされる。臨済宗妙心寺派の大本山で、全国に三千を超える末寺を持ち、日本の臨済宗寺院のおよそ半数がこの派に属する。京都市右京区花園、十万坪ともいわれる広い境内に、三門・仏殿・法堂・大方丈が一直線に並ぶ典型的な禅宗伽藍が残り、その周囲を四十六の塔頭が取り囲む。塔頭のあいだを白壁と石畳の路地が結び、歩いていると寺というより小さな町に迷い込んだ感覚になる。法堂の天井には狩野探幽が八年をかけて描いた雲龍図があり、直径十二メートルの円の中で龍がとぐろを巻く。堂内を歩くと龍の目が常にこちらを向いているように見えることから「八方にらみの龍」と呼ばれる。同じ法堂には、文武天皇二年(698年)の銘を持つ日本最古の紀年銘鐘が納められており、国宝に指定されている。塔頭のうち退蔵院・大心院・桂春院・大法院などは通年または季節ごとに公開され、退蔵院の水墨画「瓢鮎図」や余香苑の枝垂桜がよく知られる。妙心寺は法堂と大庫裏を僧の案内で拝観する形をとっており、決まった時刻に集合して一緒にまわる。
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