寺院約2.3km
BUTSUMOKU-JI
一か山 佛木寺
愛媛県 宇和島市
四国八十八箇所第41番札所。参道入口に石の鳥居が立ち、神仏習合の「三間の稲荷」として親しまれてきた四国霊場の総鎮守。
愛媛県宇和島市三間町戸雁にある真言宗御室派の寺院で、四国八十八箇所第41番札所。寺伝では、この地を訪れた空海が出会った白髪の老人を五穀大明神の化身と悟って稲荷明神像を刻み、本地仏として十一面観音と脇侍の不動明王・毘沙門天を刻んで、四国霊場の総鎮守の寺として開いたとされる。もとは南東約0.5kmの稲荷田にあったが火災で衰え、元禄元年(1688年)に現在地の広田杜へ移された。江戸時代には稲荷社を中心に観音堂・大師堂が並ぶ神仏習合の「三間の稲荷」として親しまれ、江戸前期には神宮寺「立光寺」として成り立っていた。明治の神仏分離で稲荷神社と寺に分かれ、旧本堂は稲荷神社の社殿となり、本地の十一面観音が新たに下段に建てられた本堂の本尊となった。本来の本尊と稲荷明神像はともに秘仏である。稲荷神社本殿は18世紀前期の建築と推定される三間社流造で、宇和島市指定有形文化財(所有者は稲荷神社)。寺と神社の境内は国の史跡「伊予遍路道」に指定されている。
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