寺院約1.1km
JIGENIN
慈眼院(首里観音堂)
沖縄県 那覇市
洞窟の霊石を祀ったことに始まる琉球八社の一つ。王子の病気平癒の霊験で王家の崇敬を受けた。
琉球八社の一つで、識名(しきな)の高台に鎮まる。もとは境内の洞窟の中に神を祀っており、洞内で光を放つ霊石への信仰が始まりと伝えられる。16世紀、尚元王の長子・尚康伯の病がこの神への祈りで癒えたことから、王家が社殿と別当寺の神応寺を建てて厚く崇敬した。普天満宮や金武宮と同じく洞窟を聖地とする社で、沖縄の御嶽(うたき)信仰と本土から伝わった熊野信仰が重なり合った、琉球の神社らしい成り立ちを持つ。社殿は沖縄戦で焼失し、昭和43年(1968)に再建された。赤瓦の拝殿の裏手には今も洞窟が残り、地元の人々が静かに祈りを捧げていく。観光客の姿は少なく、那覇の暮らしの中に生きる信仰に触れられる場所である。
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