神社約2.7km
KANAHEBISUI JINJA
金蛇水神社
宮城県 岩沼市
日本三稲荷のひとつ。東北でも指折りの初詣客が、朱塗りの唐門をくぐって参る。
承和九年(842年)、歌人としても知られる小野篁が陸奥国司として赴任した際、旅の安全と国の平安を願って伏見稲荷の分霊を勧請したのが始まりと伝わる。伏見・豊川とならんで日本三稲荷に数えられ、奥州における稲荷信仰の中心となってきた。伊達家歴代の崇敬を受け、藩の保護のもとで社殿が整えられた。表参道には朱の鳥居が立ち、その先に随神門、さらに向唐門が続く。向唐門は屋根の反りが美しい門で、彫刻に彩色が残り、宮城県の有形文化財に指定されている。本殿は平成二年(1990年)の火災で焼失したのち、三間社流造で再建された。境内には狐の像が多く据えられ、なかでも彫刻家・小倉右一郎の手による霊狐像は、稲荷社の狐像としては珍しい写実的な造形で知られる。初詣には東北有数となる四十万人前後が訪れ、参道は身動きが取りにくいほどになる。二月の初午大祭では、七日間にわたって神事と行列が続く。境内には馬事博物館があり、農耕馬とともに歩んできた地域の暮らしを伝えている。仙台からも近く、東北の稲荷参りの起点として長く親しまれてきた社である。
実際に訪れた人の記録をウェブから集めています。リンク先はいずれも外部サイトです。
この社寺のレポートは、これから集めていきます。