神社約150m
ITSUKUSHIMA
厳島神社
広島県 廿日市市
畳857枚分の広さをもつ木造の大建築。豊臣秀吉の急死で工事が中断し、天井を張らないまま430年以上が過ぎた。
天正十五年(1587年)、豊臣秀吉が戦没者供養のために千部経を読誦する大経堂として建立を命じたのが起こりで、畳857枚分もの広さから「千畳閣」の通称で親しまれている。工事の途中で秀吉が没したために造営は中断し、天井板を張らないまま柱や梁が剥き出しとなった未完成の姿が今も保たれ、大建築としての迫力をいっそう際立たせている。明治の神仏分離により本尊の釈迦如来像は大願寺へ移され、代わって秀吉とその家臣・加藤清正を祀る豊国神社となった。すぐ隣には、応永十四年(1407年)建立と伝わる朱塗りの五重塔がそびえ、朱と木肌の対比、海側に広がる眺望とあわせて、厳島神社の大鳥居を望む高台からの景観は宮島観光の定番の一枚となっている。畳を敷かない板張りの広大な空間は、風通しがよく涼しいことから夏場の休憩所としても親しまれている。
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