寺院約12km
KAKURIN-JI
刀田山 鶴林寺
兵庫県 加古川市
山の斜面に石段で連なる西国三十三所の古刹。平安の姿を伝える三重塔は国宝。
白雉元年(650)、インドから渡来した法道仙人の開創と伝わる天台宗の古刹で、西国三十三所観音霊場の第26番札所。山の斜面に沿って石段が連なり、上るにつれて常行堂、三重塔、本堂(金堂)と伽藍が段々に現れる構成が美しい。国宝の三重塔は承安元年(1171)の建立で、建立年がはっきり分かる塔としては日本でも屈指の古さ。均整のとれた姿は平安末期の建築の到達点とされ、本堂の舞台から見下ろすと、木立のあいだに塔の屋根が三重に重なる——この寺で一番よく知られた眺めである。ほかにも聖徳太子および天台高僧像(絹本著色)などの国宝を所蔵する。石段は急だが、上りきったときの景色がそれに応えてくれる。
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