寺院約7.3km
ARAKO KANNON
荒子観音(浄海山 圓龍院 観音寺)
愛知県 名古屋市中川区
漁師の網にかかった観音像から始まった古刹。「尾張四観音」の一つとして恵方参りでにぎわう。
推古天皇5年(597)、漁師の甚目龍麻呂(はだめたつまろ)が魚を捕るために打った網に、黄金の観音像がかかった——それを祀ったのが甚目寺の始まりと伝わる。この観音像は、敏達天皇14年(585年)に物部守屋らによって海に投げられた三体の仏像のうちの一体と伝えられ、同じ三尊の阿弥陀如来は信州の善光寺に祀られたという。つまり伝承の上では、善光寺の如来と兄弟にあたる仏様である。以来1400年の歴史を重ねてきた古刹で、名古屋城から見て恵方にあたる年に参拝する「尾張四観音」の一つ。節分には恵方参りの人波で埋まる。建久7年(1196)に源頼朝の命で梶原景時が建てたと伝わる茅葺きの南大門(仁王門)と、江戸初期の三重塔はいずれも国の重要文化財。門前にはあま市の下町らしい商店が続き、参拝と食べ歩きが地続きになっている。
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