JAPAN SACRED ATLAS神社とお寺の旅手帖
寺院
JOJAKKO-JI

常寂光寺

📍 京都府 京都市右京区御本尊 十界大曼荼羅
概要

この社寺について

百人一首に詠まれた小倉山の中腹にある日蓮宗の寺。200本余りのカエデが境内を染める紅葉の名所で、重要文化財の多宝塔の周りからは嵯峨野を一望できる。

京都市右京区嵯峨小倉山小倉町、百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にある日蓮宗の寺院で、本尊は十界大曼荼羅。境内からは嵯峨野を一望でき、庭には200本余りのカエデが植えられ、秋は山全体が紅葉に包まれる。この地には平安時代、藤原定家の小倉山荘「時雨亭」があったと伝わる。安土桃山時代の文禄5年(1596年)、日蓮宗大本山本圀寺の第16世・日禎が隠棲の地として開き、仏の住む常寂光土のような風情から常寂光寺と名付けられたとされる。歌人でもあった日禎に土地を寄進したのは、角倉了以の従兄弟の角倉栄可。第2世の日韶のとき、小早川秀秋らの助力を得て境内が整えられた。本堂は慶長年間に伏見城の客殿を移したもの。元和6年(1620年)建立の多宝塔は重要文化財で、霊元上皇の筆による勅額「並尊閣」が掛かる。藁葺きの仁王門は本圀寺の客殿の南門を元和2年(1616年)に移したもの。仁王像は足腰の病を癒やすとされ、信者が奉納したわらじが掛けられている。境内には定家と藤原家隆の像を納める歌仙祠や、定家の時雨亭跡とされる場所もある。定家の歌にちなみ「軒端寺」とも呼ばれる。


参拝レポート

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