寺院約600m
KOKUBUN-JI
薬王山 国分寺
徳島県 徳島市
四国八十八箇所第14番札所。八十八箇所で唯一弥勒菩薩を本尊とし、「流水岩」と呼ばれる自然の岩盤の上に境内が広がる寺。
徳島市国府町延命にある高野山真言宗の寺院で、四国八十八箇所第14番札所。八十八箇所の中で弥勒菩薩を本尊とするのは当寺だけである。寺伝では、この地で修行していた空海が多くの菩薩を従えた弥勒菩薩の姿を感得し、霊木に像を刻んで堂を建てたのが始まりとされる。その後、空海の甥の真然が金堂を、祈親上人が講堂や三重塔を建て、七堂伽藍を備えた大寺になったと伝わる。室町時代には阿波細川氏初代頼春の勅願所となって栄えたというが、天正年間に長宗我部元親の兵火で焼失。万治2年(1659年)に徳島藩主蜂須賀光隆が谷間に再興し、文化12年(1815年)にため池を造るため移転を願い出て、3年後に尾根の岩盤を削って造成した現在地へ移った。境内は断層がむき出しになった自然の岩盤で、その形から「流水岩の庭園」と呼ばれる。本堂と大師堂の間には、イチイ(あららぎ)の巨木の枝の間に大師像を祀る「あららぎ大師」がある。本堂と大師堂は国の登録有形文化財、境内は国の史跡「阿波遍路道」に追加指定されている。
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