寺院約1.0km
ANRAKU-JI
温泉山 安楽寺
徳島県 上板町
四国八十八箇所第7番札所。人間の八つの苦しみを離れ、十の楽しみを得られるよう願って名付けられたと伝わる、阿弥陀如来を本尊とする寺。
徳島県阿波市土成町高尾にある高野山真言宗の寺院で、光明山蓮華院と号し、四国八十八箇所第7番札所。寺伝では、この地に逗留した空海が阿弥陀如来を感得し、楠に像を刻んで本尊として祀ったとされる。その際、人間の八つの苦しみを離れ、極楽浄土で得られる十の光明に輝く楽しみを得られるようにと願って「光明山十楽寺」と名付けたという。当初は現在地から約3km離れた十楽寺谷の堂ヶ原にあったと推定されている。阿波北部でも有数の広大な七堂伽藍を有したが、天正10年(1582年)に長宗我部元親の兵火ですべて焼失。このとき住職の真然と弟子が本尊や脇仏などを運び出したが、弟子は矢に射られて命を落としたと伝わる。寛永12年(1635年)に現在地で再建された。本尊の阿弥陀如来坐像と脇侍の観音菩薩・勢至菩薩立像は鎌倉期の作といわれる。竜宮門形式の山門を入り石段を上ると「遍照殿」の額を掲げた中門があり、その上層は愛染明王を祀る愛染堂で、向かって左が縁結び、右が縁切りの入口になっている。大師堂への石段下には、古くから眼病平癒の地蔵尊として知られる治眼疾目救歳地蔵が祀られる。
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