寺院約1.0km
JURAKU-JI
光明山 十楽寺
徳島県 阿波市
四国八十八箇所第6番札所。空海が刻んだと伝わる薬師如来を本尊とし、大師堂前から湧く温泉の宿坊と、竜宮門形式の白壁の鐘楼門で知られる寺。
徳島県板野郡上板町にある高野山真言宗の寺院で、温泉山瑠璃光院と号し、四国八十八箇所第6番札所、阿波北嶺薬師霊場第2番札所。寺伝では弘仁6年(815年)、空海が現在地から約2km離れた安楽寺谷に堂を建て、薬師如来を刻んで本尊としたのが始まり。かつては温泉湯治の利益で栄え、広大な寺域を誇ったが、天正年間に長宗我部元親の兵火で焼失して荒廃した。万治年間(1658〜1661年)に駅路寺であった瑞運寺を併合し、現在地で再建。江戸時代の案内記には「瑞運寺」「駅路山浄土院安楽寺」などとも記され、名称が移り変わってきた。現在の本尊・薬師如来坐像(約361cm)は昭和37年(1962年)、遍路の途中で妻の難病が癒えた夫婦が報恩のため奉納したもので、胎内に古来の本尊が納められている。白壁の竜宮門形式の鐘楼門を入ると回遊式の日本庭園が広がり、池の奥に多宝塔が建つ。修行中の空海にまつわる「逆松」や、年齢の数の棒を手に修行大師像を巡って願を懸ける「願い棒」もある。宿坊の温泉とラジウム鉱泉入りの薬湯でも知られ、江戸後期建立の茅葺の方丈は国の登録有形文化財。
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