寺院約8.7km
BUTSUMOKU-JI
一か山 佛木寺
愛媛県 宇和島市
四国八十八箇所第43番札所。観音が乙女の姿で大岩を運んだという伝説が残り、源頼朝による再興が伝わる天台寺門宗の寺。
愛媛県西予市にある天台寺門宗の寺院で、四国八十八箇所第43番札所。御篠山の東斜面に境内が広がり、札所の標高は273.0m。観音が乙女に姿を変えて大岩を運んだが、夜が明けたため置いて消えたという伝説の地で、寺名は本来「あげいしじ」と読んだ。寺の記録『由緒覚書』では、6世紀に欽明天皇の勅願で正澄上人が千手観音を祀って創建し、天平6年(734年)に寿元行者が熊野から十二社権現を迎えて修験道の中心道場になったとされるが、年代は記録によって異なる。現在の本尊千手観音坐像は平安時代末期の作。建久5年(1194年)には源頼朝が命の恩人池禅尼の菩提を弔うため阿弥陀堂を建てて再興し、山号を源光山に改めたと伝わる。室町時代には伊予西園寺氏の祈願所となり、寛文12年(1672年)に宇和島藩主伊達宗利が仁王門と観音堂を建立した。本尊は毎年8月9日に開帳される。仁王門・本堂・大師堂など9件が国の登録有形文化財、室町時代の絹本著色熊野曼荼羅図が愛媛県指定有形文化財で、境内は国の史跡「伊予遍路道」に含まれる。
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