寺院約9.0km
NAGAOJI
補陀洛山 長尾寺
香川県 さぬき市
四国八十八箇所第88番札所。全札所の巡拝を締めくくる「結願所」で、女人高野としても栄えた山寺。
さぬき市多和兼割、標高450m付近の山中にある真言宗の寺院で、医王山遍照光院と号する。四国八十八箇所の第88番札所で、全札所を巡り終える「結願」の寺として知られる。寺伝によれば、養老年間(717年 – 724年)に行基がこの地に草庵を結んで修行したのが始まりとされる。弘仁年間には空海が奥の院の岩窟で虚空蔵求聞持法を修し、谷間の窪地に堂を建てて等身大の薬師如来坐像を刻み、恵果阿闍梨から授かった三国伝来の錫杖を納めて、窪地にちなみ「大窪寺」と名付けたと伝わる。その後、女人の参詣を許したことから「女人高野」として栄えた。中世以降は火災で衰えたが、江戸時代に高松藩主松平頼重の庇護を受けて再興された。1900年(明治33年)の大火で二天門以外の堂宇を失い、明治期のうちに本堂・大師堂・阿弥陀堂が再建されている。本尊の木造薬師如来坐像(奈良時代末期の作とみられる)と鉄錫杖は県指定有形文化財で、遍路道と境内は国の史跡「讃岐遍路道」に含まれる。
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