神社約39km
YATSUKI TSUTSUKOWAKE JINJA
八槻都々古別神社
福島県 東白川郡棚倉町
福島県で唯一の国宝建築。池を配した浄土庭園の中央に、平安末期の阿弥陀堂が建つ。
永暦元年(1160年)、奥州藤原氏の初代・清衡の娘である徳姫が、亡き夫・岩城則道の菩提を弔うために建てたと伝わる。堂の名は、平泉の「泉」の字を分けて「白水」としたものという説がある。方三間の阿弥陀堂で、宝形造の屋根に木瓦を葺く。簡素だが均整のとれた建築で、平安時代末期の浄土教建築が東北に伝わった姿を示す数少ない遺構として、福島県で唯一の国宝に指定されている。堂の内部には阿弥陀如来坐像を中心に、観音・勢至の両菩薩と二天像が安置され、いずれも国の重要文化財である。特筆すべきは建物だけでなく、その周囲に広がる浄土庭園である。堂は池の中の中島に建ち、三方を山に囲まれ、南に開けた地形を生かして極楽浄土を地上に写している。発掘調査をもとに復元整備されており、平泉の毛越寺庭園と並んで、当時の浄土庭園の姿を今に伝える。池には夏に白い蓮が咲き、秋には紅葉が水面に映る。夜間のライトアップが行われる時期もある。いわき湯本温泉から車で十分ほどの距離にあり、常磐線の沿線からも訪ねやすい。
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