寺院約15km
KASAMORI-JI
大悲山 笠森寺
千葉県 長生郡長南町
上総国一之宮。春分と秋分の朝、太陽はこの社から昇って富士山を越え、出雲へ沈んでいく。
祭神の玉依姫命は、海から現れて神武天皇を育てたと伝わる女神で、古くから子授け・安産の神として信仰されてきた。創建の年代は分かっていないが、延長五年(927年)にまとめられた延喜式神名帳に名神大社として記されており、上総国の一之宮とされてきた。現在の社殿は貞享四年(1687年)の再建で、黒漆を塗った権現造。関東ではあまり見ない黒い社殿で、千葉県の有形文化財に指定されている。近年よく知られるようになったのが「レイライン」で、春分と秋分の日、太陽は玉前神社の真東の海から昇り、富士山の山頂を通り、出雲大社の方角へ沈んでいく。この線上に寒川神社・富士山・七面山・元伊勢・大山・出雲大社が並ぶことから「御来光の道」と呼ばれる。境内の「はだしの道」は、砂利を敷いた小径を裸足で三周する願かけで、足裏から地の気をもらうという。九月に行われる上総十二社祭りは、房総の神々が年に一度この地に集うという伝承にもとづく祭で、十基以上の神輿が海岸の砂浜を駆ける。千二百年以上続くとされ、県の無形民俗文化財になっている。
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