寺院約850m
KAJU-JI
勧修寺
京都府 京都市山科区
小野小町ゆかりの門跡寺院。約230本の「はねずの梅」が咲く小野梅園や、小町の化粧井戸、小町に寄せられた恋文を埋めたと伝わる文塚がある。
京都市山科区小野御霊町にある真言宗善通寺派の大本山で、本尊は如意輪観世音菩薩。小野氏の本拠地とされる小野の地にあり、歌人・小野小町ゆかりの寺として知られる。もとは、雨乞いの祈祷で雨を降らせ「雨僧正」と呼ばれた仁海が正暦2年(991年)に建てた牛皮山曼荼羅寺の塔頭で、第5世増俊の時代に随心院が建てられた。寛喜元年(1229年)、後堀河天皇の宣旨で門跡寺院となり、その後は一条家・二条家・九条家などの出身者が多く入寺した。承久の乱や応仁の乱で建物のほとんどを失ったが、慶長4年(1599年)に曼荼羅寺の故地に戻って本堂が再建された。桃山時代の寝殿造の本堂には、重要文化財の秘仏本尊・如意輪観音坐像などが安置されている。境内の小野梅園には約230本の梅があり、多くを占める薄紅梅の色「はねず色」から「はねずの梅」と呼ばれ、1973年(昭和48年)に始まった「はねず踊り」でも知られる。小町の化粧井戸、多くの貴公子から小町に寄せられた千束の文を埋めたと伝わる小町文塚、小町の晩年の姿とされる卒塔婆小町像などが残る。能の間には、小町の一生を薄紅色で描いた襖絵「極彩色梅匂小町絵図」が奉納されている。
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