寺院約11km
HATTASAN SONEI-JI
法多山 尊永寺
静岡県 袋井市
「ことのままに願いが叶う」と枕草子にも記された古社。言の葉で世を結ぶ女神を祀る、遠江国一宮。
祭神の己等乃麻知媛命(ことのまちひめのみこと)は「言の葉」をつかさどる女神。社名の「事任(ことのまま)」は「願い事が、言葉のままに叶う」の意で、平安時代には清少納言が枕草子に「ことのままの明神、いとたのもし」と記した——千年前から「願いが叶う神様」として都にまで聞こえていたことになる。創建は成務天皇の御代と伝わり、大同2年(807)に坂上田村麻呂が東征の折に再興したという。遠江国一宮として崇敬され、旧東海道の日坂宿のかたわらに鎮座。境内には樹齢千年ともいわれる大楠がそびえ、幹に手をかざす参拝者が絶えない。本殿の背後の本宮山には奥宮が鎮座する。言葉を仕事にする人、大切な約束を控えた人が、言霊の力を借りに訪れる社である。
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