寺院約1.9km
KASUISAI
可睡斎
静岡県 袋井市
「目の霊山」と呼ばれる遠州三山のひとつ。山門はもと掛川城の大手門——お城の門をくぐって境内に入る。
大宝元年(701)行基の開創と伝わる真言宗智山派の寺。孝謙天皇が眼病平癒を祈願したところ、境内の「るりの滝」の水で目を洗うと快癒したと伝わり、以来「目の霊山」として眼の健康を願う人々の信仰を集めてきた。今も眼科医や眼鏡店からの奉納が絶えないという。おもしろいのは入口の山門で、これはもともと掛川城の大手門(万治2年・1659建立)。明治の廃城の折にこの寺へ移築されたもので、国の重要文化財。つまり油山寺では、お城の門をくぐって寺に入るという他ではまずできない体験ができる。境内奥の三重塔は桃山期の建立でこちらも重文。標高差のある山内には杉木立の参道が続き、遠州三山(法多山・可睡斎・油山寺)のなかで最も山寺らしい静けさが残る。
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